新型コロナウイルス対策のお知らせとお願い
平素より弊社をご愛顧賜わり、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染の拡大防止の為、これまで以上の感染予防の対策、衛生管理を整え、お客様とスタッフの健康と安全を最優先に考えて営業しております。
当面はソーシャルディスタンスを取れる席数のご予約枠の制限、セット面、シャンプー台の距離が近い店舗ではパーテーションでの間仕切りをさせて頂いております。
お客様にもご協力頂くことも多くなってしまいますが、何卒ご理解の程宜しくお願い致します。
通常最終受け付けは19時となりますが、コロナ感染予防対策によりしばらくの間18時最終受け付(日曜日はスカラ店を除いて17時最終受付)とさせて頂きます。
今後とも変わらぬご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
HAIR TIME
代表取締役 石井 博之
スタッフ一同
< ご来店の際のお客様へのお願い >
お客様にもご来店の際のご協力をお願いしております。
●マスク着用でのご来店
※ご来店中は終始マスクの着用をお願いしております。
シャンプー台では耳元が濡れる可能性、
カット中の毛クズの付着、
カラーリング、パーマの施術の際の薬剤の付着等の可能性がございます。
施術の際には医療用テープでのマスクの固定や細心の注意を払った施術を心がけております。
マスクの多様化により様々な素材のマスクがございますが、できるだけご来店の際や施術中には使い捨てのマスクのご持参と着用のご協力をお願い致します。
●ご来店時、手指消毒のお願い
●ご来店時、非接触検温器による検温
また、
●37.5度以上発熱されている方
その他体調が優れない方
(咳や喉の痛み、倦怠感の症状がある方)
お客様ご自身の健康状態を最優先に考慮し、
以上の方の施術をお断りさせて頂くかご予約の変更をお願いさせて頂く場合がございます。
何卒ご理解頂きますようよろしくお願い申し上げます。
なお、ご心配のお客様に手袋をご用意しておりますので、お使い下さいませ。
< スタッフ、店内の取り組み >
●出勤時からのマスク着用
●消毒の徹底
●店内の定期的な換気
※入口、窓の開閉で定期的に換気を行っております
●スタッフの手洗いうがいの義務化
※お店の出入り、出社時、外出等、石鹸による手洗い、うがいを徹底しております
●出社前の検温
※従業員は出社前に検温実施し、発熱、もしくは強いだるさ(倦怠感)や息苦しさがある場合、出社を控え、従業員の同居者に、発熱が継続するものがいる場合にも出社を控える
●光触媒ナノゾーンコートでの全店店内施工済み(2020年8月全店完了)
< 光触媒ナノゾーンコート >
お客様に少しでも安心していただける店内になるよう、
ナノゾーンコート認定代理店
有限会社Grade 様に
光触媒ナノゾーンコート(*記述1参照)施工をして頂きました。
光触媒のナノゾーンコートは2、3年持続すると言われていますが、酸化チタン(*記述2参照)が剥がれない箇所はさらに効果は続きます。
光触媒は今、あらゆる場所で施工されています。
エタノールなどでももちろん清潔になりますが、残念ながら持続性がありません。
ですが、施工後は普段のお掃除で効果は続きます。
コロナ禍であるこれからも安心してお客様をお迎えできるよう、ヘアータイムではできる限りの衛生管理を継続していきます。
●各店舗施工風景動画も合わせてご覧下さい。
ナノゾーンコート認定代理店 有限会社Grade
http://www.grade-osaka.com
*記述1
酸化チタン光触媒とは?
チタンと酸素が結合した酸化チタン光触媒は、光 (紫外線)の照射で、化学反応を促進させるものです。「光触媒」と呼ばれるものは色々ありますが、現在実用化されているものは、「酸化チタン」だけです。「酸化チタン」は光が当たると酸化反応を示します。酸化反応とは、酸素と結合させる反応で、「燃焼」が酸化にあたります。光で「酸化チタン」の表面についた物質が燃えると考えてもいいでしょう。燃えるものなら、ほぼ何でも光触媒で酸化分解できます。
*記述2
ナノゾーンコートの仕組み
使用する液剤「ナノゾーンソリューション」に使われている「酸化チタン」は、世界最小サイズ(2ナノ)。
一般の光触媒が反応しない微弱な室内灯やLEDでも効果を発揮!
光で活性酸素が反応し、無害な水蒸気や二酸化炭素へと分解。
ナノサイズの酸化チタンは、拭き取っただけでは取れず、効果が長期間持続します。
各店舗施工風景動画
SCALA.店 スタイリスト / ベルェベル美容専門学校卒
瀬山 紘太朗の場合
入社初日、サロンで初めて仕事をした日。フロアに落ちた髪を掃除していた瀬山紘太朗 は、先輩に肩をポンっと叩かれた。
「もうちょっとホウキ、かっこよく掃こか」
この日の瀬山は散々だった。カラー剤から肌を守るためのクリームをお客様の顔に塗る指はブルブルと震え「大丈夫?がんばって!!」 と、お客様から励まされてしまう始末。思えば 入社式の時から、とにかくずっと、ひどく緊張していた。
スタートダッシュが苦手なことは自覚している。子どもの頃から家族には、「やればできるのになぁ」と言われてきた。そう、やればできる。実は瀬山は美容専門学校 卒業前の成績表で、学年1位を取っている。入学して最初の成績は120位。期末毎に行われる表彰式は『自分以外の誰かが褒め讃えられる時間』だった。
なんやこの時間。もったいない。ならば、努力するしかない。放課後はレッスンの時間になった。まずは入賞を狙う、それが叶えばもっと上へ、少しずつ目標を上げ、ひたすら挑んだ。そうして、最後に手にした1位。自分の力を出し切れば必ず結果がついてくることを知った。それは大きな自信になった。はずなのに。軽やかにスタートをきることは、やはり難しい。
ヘアータイムで新卒生がまず徹底的に叩き込まれる仕事が“ 掃除 ”と“ 片付け ”だ 。お客様にとって気持ちのいい空間を作るため、 スタッフ全員が効率よく動けるようにするため。どう片付けることで、次の準備がスムーズになるのか、それを考えることが仕事の手順を覚えることに繋がる。全てのサロンワークを支える基盤。頭ではよく分かっているつもりだった。しかしいつの間にか手が楽な方に動く。雑になる。流れ作業。そうすると考えてしまう。美容師になりたかったのにずっと掃除してる。あれ?俺、なにしてるんやろ... 焦りは不安をつれてくる。そこから、いろんなことがうまくいかないループにはまった。見事に。
食欲がなくなった。どんどん痩せていく。 心配して声を掛けてくれる先輩たちに「大丈夫です」と返す。全然、大丈夫ではなかった。悩みや焦り、ネガティブな感情を人に吐き出すのは勇気がいった。それでも、何回も声を掛けてもらえることに心がほぐれていった。話をしたいと思った。先輩たちの経験を聞きたいと思った。いろいろな先輩が、店長が、食事に連れて行ってくれた。自分の気持ちをさらけ出せるようになった。必死だった。
一生懸命もがいた 。
そしてある日ふと分かったのだ。すっと何かが馴染んでいくような気分。「もうちょっとホウキ、かっこよく掃こか」それは、最初からずっと投げかけてもらっていた言葉だ 。
小学生の頃から美容室に通っていた。担当してくれていたのは背が高くて整った顔の男性美容師。所謂、イケメン。すごくかっこいい人だった。容姿のことだけではない。 瀬山に喋り掛けながら、シザーを自由自在に 操る動作がとてつもなくかっこよかった。 シザーが動くと、鏡の中の自分の髪がどんどん変化していく、かっこよくなっていく。その様子に夢中になった。スペシウム光線で戦うウルトラマンより、様々な武器を駆使して戦う仮面ライダーが好きだった。それと同じだったのかもしれない。シザーに憧れた。自分もあんな風に“道具”を操りたいと思った。 自分だけの“ 道具 ”が欲しかった。
瀬山が今、手にしているホウキは、瀬山が人生を切り拓くのに必要な、紛れもない瀬山のための“道具”だ。意味を知り常に美しく見せることを意識すれば、それは尊い仕事になる。美しく見せることは、美容師の仕事に他ならない。もう「なにしてるんやろ」と思うことはなくなった。
つい先日、お客様とスタイリストの架け橋となるべくカウンセリングを行う、ビューティーコーディネーターのテストに合格した。お客様の要望を聞き出す難しさも、お客様に名前を覚えてもらう喜びも知った。1日1日の経験をきちんと積み重ねていきたいと思う。まだまだ越えていかなくてはいけない山はいくつもある。それでも、いつになるか分からないけれど、お客様に 、スタッフに 、そしてヘアータイムに、必要とされる存在なりたいと思う。
さぁ、やっとスタートだ。
ここから走り出す。 全速力で。